オンライン日本語読み書き教室


読み書き教室の学習方法

読み書き教室の学習は、大きくふたつの流れからできています。
ひとつは、家庭での音読練習。もうひとつが、オンラインクラスです。毎日の音読で正しい日本語をインプットし、クラスでアウトプットの練習をします。この相乗効果がネイティブな読み書き能力を育てていきます。
では、ふたつの学習の手順をご紹介いたします。

一日10分の音読習慣

毎日の家庭学習

一日5~10分音読の練習をします。
課題文は教室からお渡しする冊子に入っています。オンラインクラスで練習する課題文を指定しますので、各自にあった無理の無い分量を決めて毎日練習してください。そして、一週間練習した箇所を、オンラインクラスで発表します。
音読は、なかなか一人では取り組めません。ご家族の声かけとホメ言葉が継続の秘訣です。ほんの短い時間ですので、一緒に取り組んであげてください。



オンラインクラスの流れ

作文の下準備(10~15分)

授業の前に、簡単な準備をしておきます。といっても、実際には親子での簡単な雑談です。
まず、「今日は何を書こうか?」「日曜日に○○をしたね。」などという会話で、次の作文で書くことを決めます。そして「あの時こんなことがあったね」とか「お母さんが小さい時はこうだったよ」などと書く内容に関連する雑談をしてください。
10~15分本当に簡単な「雑談」でいいのですが、実はこれがとても大事です。このことで、書くことの内容が広がり、日本語で考える力がつくのです。授業の数日前でも、直前でもいいので、必ず「書くことについての雑談」をしておきましょう。

クラス―はじめに

時間になったら、オンラインクラスに参加します。
みんなで簡単に、あいさつやおしゃべりをします。

クラス―音読発表

次に、各自が一週間練習した音読を発表してもらいます。
みんながどんな風に読むか聞くことも、とても勉強になります。

クラス―作文の指導

今週の作文を書くときに気を付けること、使う言葉(項目)などを先生が指導します。鉛筆と紙を用意して、先生が言う使う言葉(項目)をメモします。

クラス―作文を書く

各自、作文を書き始めます。自分のペースで書いてください。早く終わったら、そのまま退室して結構です。授業時間内に終わらなくても大丈夫です。でも、できるだけ引き続き書き、その場で書き上げてしまいましょう。

作文の提出

書きあがった作文を提出します。写真を撮る、またはスキャナーで読み込んで、教室あてに送信してください。間違いやおかしな表現があっても、指摘したり直したりせずに提出してください。

終わったら

終わったら、とにかくガンバって一つのものを書き上げたということを、たくさんホメてあげてください。ご家族にホメられることが一番のモティベーションになります。
また、返却された作文の添削の見直しも、まちがい部分ではなく、良いところを見てホメてあげます。



効果的に学習するには

読み書きの勉強は、全てのことをキッチリとすることよりも、多少いい加減でも楽に楽しくする方が効果的です。なぜかというと、その方が長く続けられるからです。読み書きは、正しい方法で継続すれば必ずネイティブな力がつきます。 そのためにも、楽なことから始め、ご家族にホメてもらい、楽しいと感じながら、自信を付けながら学習するというのが、効果的な学習方法なのです。
ですから、音読も、作文も、親子の楽しいコミュニケーションの時間だと考え、ニコニコしながらしていただけるとより効果的です。間違いを指摘したり、怒ったりせずに、「良いところ見つけてをホメる」という心構えでいていただくことが秘訣です。